やさしい為替教室

外国為替の仕組みから、FX取引までわかるコラムです。

ファンダメンタル分析とは?

前回は相場予測の難しさについてお話しましたが、勝率30%と60%ではやはり収益率が違ってきます。 そのため、市場参加者は「ああでもない、こうでもない。」と思案するのです。 その分析方法としてファンダメンタル分析とテクニカル分析というものがあります。 今回は前者の、特に経済のマクロ面からのファンダメンタル分析(ファンダメンタルズ分析とも言います。)についてご説明します。

経済の基礎的諸条件

難しくいうと、経済の基礎的諸条件(ファンダメンタルズ=Fundamentals)のことです。 これを分析して相場予測をしようというのがファンダメンタル分析なのです。 例えば、「○○○(経済成長率、原油価格、金利等)が上昇(または下落)する(している)からアメリカ経済はさらに良くなるだろう。だから米ドルは買いだ!」

さて、さらに分かり易く説明しましょう。

結婚相手に例えてみると

結婚しようとする相手に例えてみると女性には分かり易いかも知れません。 Aさん(33才)はBさん(25才)よりも年収が高い。 ところがBさんの方はベンチャー企業で働いていて、今後に期待が持てるから将来の収入面では有望であるとも考えられます。 確実性を考えると安定しているAさんの方がいいですが、将来性を考えるとBさんの方が「買い?」かも知れません。 その他にも結婚相手を選定するためのファンダメンタル?として性格や外見等があることでしょう。 あなたの好きな人は「買い」ですか?それとも「売り」ですか?

為替市場のファンダメンタル

上がるか下がるかの判断基準にするファンダメンタルですが、株式市場、商品市場、不動産市場にもそれぞれのファンダメンタルがあります。もちろん経済指標等によっては共通するものもあります。 さて為替市場のファンダメンタルにはどういうものがあるのでしょうか。

【経済活動の状況・景気動向】
・ 経済指標
・ 株価
・ 景気動向を示す統計
例)日本 ⇒日銀短観(日本銀行企業短期経済観測調査)、GDP(国内総生産)、etc

【政治】
・ 選挙の結果
・ 政権の安定度合

【その他】
・ テロ
・ 災害

ドル/円は米国VS日本、ユーロ/円ならユーロ圏VS日本という構図です。 市場参加者はその時々のファンダメンタルから判断してより強そうと考える通貨を買い、 より弱そうな通貨を売るのです。

世界が注目する経済指標

特に米国の経済指標については世界中の市場参加者が注目しますので、為替取引をする際には発表日時をチェックしておいたほうがいいでしょう。

【主な経済指標】
・ 雇用統計(その中でも非農業部門新規雇用者数)
・ GDP(特に速報値)
・ 貿易収支
・ ISM製造業景況指数
・ PPIやCPI等の物価上昇率

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