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日経225オプション取引例

オプション取引には

  • コールオプション(買う権利)
  • プットオプション(売る権利)

の2種類があります。又、それぞれについて

  • 買建て(ロング・ポジション)
  • 売建て(ショート・ポジション)

をとることができます。

この2×2=4種類が最も基本のポジションになります。

下図はこの基本的な4つのポジションについて取引後、精算日を迎えたときの損益のイメージです。

なお、オプションは途中で売却・買戻しが可能なものであり、日々取引がなされます。

この間のオプション価格の変動は、この損益ラインに近似するような曲線を描きますが、どの程度乖離するかは精算日までの残存期間や市場動向等に左右されます。
まずはどのようなポジションをとった時に、原資産価格の変動に対して損益がどのように変動するかのイメージをつかんだうえで、投資スタンスに適したポジションを選択しましょう。

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先物オプション 損益図
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取 引 ル ー ル

日経225オプション取引の具体例

一例として、過去の実際の値動きから、どのような損益を期待した投資ができるか見てみましょう。

まず、例にとった2015年5月初頭から6月SQ日までは日経平均株価が19,500円近辺から 20,500円近辺まで、ほぼ右肩上がりで上昇していました。この時、行使価格が20,000円の オプションは下記の様な値動きとなっていました。

2015.5.1 日経平均終値 19,531.63円 2015年6月限 コール 行使価格 20,000円 終値 410円
プット 20,000円 750円

2015.6.1 日経平均終値 20,569.87円

2015年6月限 コール 行使価格 20,000円 終値 825円
プット 20,000円 70円

2015.6.12 日経平均SQ値 20,473.83円

もし、5月1日終値時点でオプション取引を各1枚行っていれば、下記の様な結果となりました。

2015/5/1 2015/6/1 2015/6/12(SQ) 備考 (SQの結果)

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終値410円で買建
410,000円を投資
(825円-410円)
→415,000円の含み益
SQ値と行使価格の差
→473830円の利益
投資額410,000円から決済益を
差し引いた63,830円が純利益
終値410円で売建
410,000円のプレミアムを取得
(825円-410円)
→415,000円の含み損
SQ値と行使価格の差
→-473,830円が損失
受け取ったプレミアムから決済損
を差し引いた-63,830円が純損失







終値750円で買建
750,000円を投資
(750円-70円)
→680,000円の含み損
行使価格を超える
SQ値のため権利喪失
750,000円の投資額が全て損失に
終値750円で売建
750,000円のプレミアムを取得
損失は発生せず
(※買返済を行った場合
680,000円の利益確定)
損失は発生せず 750,000円のプレミアム
が利益として確定

上記は原資産価格(日経平均)と権利行使価格があまり離れていないケースですが、権利行使価格や限月によっては、オプション価格が数円のものなどもあり、小額からの投資が可能です。

なお、オプション価格は上記のように変動が大きいため、リスク・リターンの大きな取引が可能であり、また、それが投資対象としての魅力でもありますが、オプションの買では投資元本を喪失したり、オプションの売りでは巨額の損失が発生する(理論上は損失の発生額に限度がない)危険性があります。
そのような特性を踏まえたうえで、種類の異なるオプションを組み合わせて損失を抑制するポジションを構築するなどの対策がとれるのも、オプション取引の利点です。

日経225オプション取引の応用

オプション取引では複数のオプションを組み合わせ、相場動向に応じたポジションを 戦略的に構築することが可能です。
詳細については下記サイトをご参照ください。

日本取引所グループHP ― 「オプションの投資戦略」

投資にあたっての留意点

 指数先物取引の手数料について

手数料(税込)の計算式は下記のとおりです。

 指数オプション取引の手数料について

手数料(税込)の計算式は下記のとおりです。

 指数先物取引のリスクについて

指数先物の価格は、対象とする指数の変動等により上下しますので、これにより損失が発生することがあります。また、指数先物取引は、少額の証拠金で当該証拠金の額を上回る取引を行うことができることから、時として多額の損失が発生する可能性を有しています。したがって、指数先物取引の開始にあたっては、下記の内容を十分に把握する必要があります。

 指数オプション取引のリスクについて

指数オプションの価格は、対象とする指数の変動等により上下しますので、これにより損失が発生することがあります。なお、オプションを行使できる期間には制限がありますので留意が必要です。また、指数オプションは、市場価格が現実の指数に応じて変動しますので、その変動率は現実の指数に比べて大きくなる傾向があり、場合によっては大きな損失が発生する可能性を有しています。したがって、指数オプション取引の開始にあたっては、下記の内容を十分に把握する必要があります。

 指数オプションの買方特有のリスク

 指数オプションの売方特有のリスク

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