アルゼンチンの特徴

アルゼンチン概況

正式国名 アルゼンチン共和国
面積 278平方キロメートル(日本の約7.5倍)
人口 4,341万人(2015年)
首都 ブエノスアイレス
民族 欧州系(スペイン・イタリア)97%、先住民族3%
言語 スペイン語
宗教 カトリック等
主要産業 農牧業(油糟種子、穀物、牛肉)
工業(食品加工、自動車)
政体 大統領制、立憲共和制
元首 マウリシオ・マクリ(2015年12月〜 任期4年)
出所:外務省引用データ等より弊社作成

19世紀にスペインから独立したアルゼンチンは、ヨーロッパ向けの農畜産物輸出による外貨収入で、世界の中でも裕福な国の1つとして発展しました。
しかし、輸出で得た外貨を使い尽くしたアルゼンチン経済は傾き始め、1980年代まで経済や社会の混乱が起こります。軍事と民主が交互に政権を握るかたちとなり、景気低迷と財政赤字の拡大で高インフレが続きました。

成長と低迷を繰り返してきたアルゼンチン経済

  • 1989年に発足したメネム政権時代には、「1USドル=1アルゼンチン・ペソ」の固定為替を導入し、ハイパーインフレを鎮静化。国営企業の民営化や貿易の自由化など、「自由経済開放政策」を促進し、高い成長率を達成しました。

  • しかし、1997年のアジア通貨危機をきっかけに、アルゼンチンの貿易相手国であるブラジルが自国通貨の切り下げを行い、ドルに対して固定為替を導入していたアルゼンチンは対ブラジル・レアルで大幅なペソ高になりました。 この結果、アルゼンチンの輸出競争力は激減、国内ではペソ切り下げ懸念で海外へ資金が流出し、アルゼンチン経済は低迷。 2001年末に対外債務支払いを停止し、デフォルト(債務不履行)へと陥った「アルゼンチン危機」が起こりました。

  • アルゼンチン危機後、固定為替相場制から変動為替相場制へ変更したことで、通貨安による輸出競争力が回復しました。 また、主力輸出商品である大豆やトウモロコシなど穀物の国際市況が回復したこともあり、高い成長率を維持しました。

  • 女性初の大統領となったフェルナンデス前政権時代では、貧困層への補助金や手当などバラマキ型政策により財政赤字は拡大、外貨準備高は減少、インフレ率は上昇し、2012年以降アルゼンチンの景気はアップダウンを繰り返すことになります。

【 アルゼンチンの実質GDP成長率推移 】

アルゼンチンの実質GDP成長率推移
出所:IMF-World Economic Outlook
※2017年以降の数値はIMF予測

今後のマクリ政権への期待

2015年12月に就任したマクリ大統領は、フェルナンデス前政権時代まで続いた政策を刷新し、市場を重視した政策へと転換しました。

【 マクリ政権の主な政策 】

  • 為替取引規制を撤廃
    前政権時代に行われていた輸入や観光、投資などに関する外貨購入規制を撤廃しました。

  • ホールドアウト債権者問題の解決
    2001年のアルゼンチン危機によるデフォルト(債務不履行)により、全額返済を求めた投資ファンドなど一部の国債保有者(ホールドアウト債権者)との間で、和解が成立。約15年に及ぶ債務問題に終止符を打ちました。

  • 国際金融市場への復帰
    2001年にデフォルトに陥って以来、アルゼンチンは国債金融市場から締め出されたかたちとなりました。しかし、ホールドアウト債権者に対する債務問題解決のため、米国市場でドル建ての国債を発行し、調達した資金をもとに債務返済ができるようになりました。国際金融市場への復帰で今後、海外からの投資拡大が見込まれます。

  • IMFとの関係が改善
    IMFより消費者物価指数とGDPの統計に対する正確性に問題があると指摘されていたアルゼンチンは、これに反発し、IMFと対立してきました。マクリ政権では、統計データの信頼性向上に向けた改定作業を完了させ、IMFとの関係を改善させました。

減少傾向にあった外貨準備高はマクリ大統領就任後、国際金融市場への復帰を果たしたことで増加傾向となっています。また、IMFは2017年以降、アルゼンチンのGDPの成長率はプラスに転じると予想しています。

今後もマクリ政権の政策に注目です。

【 外貨準備高の推移 】

ロシアGDP推移
出所:アルゼンチン中央銀行

アルゼンチンの産業構造

  • 元々、農業分野で発展してきたこともあり、アルゼンチンの輸出の6割以上が農牧畜関連など1次産品とその加工品が占めます。マクリ政権では主要農産物に対する輸出税の撤廃と軽減措置を実施しており、今後の生産量と輸出の拡大が期待されます。

  • 最大の貿易相手国はブラジルで、工業品の主要輸出先国です。ブラジルの景気低迷で輸出は伸び悩んでいましたが、近年はブラジルのゆるやかな景気回復もあり、輸出は改善のきざしを見せ始めています。

【輸出に関する商品別割合(2016年)】

 
ロシアGDP推移
出所:アルゼンチン国家統計局

【輸出先国トップ5(2016年)】

単位:億USドル
順位 国名 金額
1位 ブラジル 90.3 
2位 中国 44.3 
3位 米国 44.2 
4位 ベトナム 25.5 
5位 チリ 23.06 
出所:アルゼンチン国家統計局

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  • 一般に、新興国については、先進国に比べて上記のリスクの程度はより高いと言えます。

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